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人工バリアとは?
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■人工バリアとは?

放射性物質を地層処分するために人工的に作られたバリアです。
人工バリアは、ガラス固化体(ステンレス製のキャニスタ含む)、オーバーパック、緩衝材から構成されます。>>実際の写真はこちらから

ガラス固化体
放射性物質をガラス構造の中に取り込んで閉じこめ、地下水に溶け出しにくくします。
オーバーパック
外圧(岩圧)からガラス固化体を保護し、まだ放射能レベルが比較的高い埋設後はガラス固化体からの放射線を遮ると同時に、最低でも1,000年間は地下水がガラス固化体に接触するのを防ぎます。
緩衝材
地下水と放射性物質の移動を遅らせます。
※実際の放射性廃棄物は使用しません。
ガラス固体化を守る オーバーパック(金属の容器)

放射性廃棄物を閉じこめて安定な形態にしたガラス固化体を格納する強固な金属製の容器です。ガラス固化体を外力から守ると同時に、ガラス固化体からの放射線を遮ります。さらに、最初の1,000年間はガラス固化体が地下水と接触しないようにします。

高さ : 約170cm
直径 : 約80cm
厚さ : 約19cm
重さ : 6t

候補材料(炭素銅、チタン、銅)の中から、ここでは炭素鋼(鍛造品)を用いて製作しました。
※実際の処分場で使用すると決定されたものではありません。

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ガラス固体化を守る オーバーパック(金属の容器)

緩衝材は天然の粘土(ベントナイト)と砂(ケイ砂)を混ぜています。 オーバーパックと周囲の岩盤との間に充填します。地下水と放射性物質の移動を遅らせます。

緩衝材ブロック(1個)
高さ : 約35cm
厚さ : 約70cm
重さ : 約300kg
材質 : ベントナイト70%とケイ砂30%

ここではブロック方式により緩衝材を製作しました。
※実際の処分場で使用すると決定されたものではありません。

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